
犬は、自分で歯磨きをすることが出来ません

歯を健康に保つと、食事を美味しく食べられますし、体の健康を保つことにも繋がります。
犬の歯は、子犬の間は28本あり生後6ヶ月を過ぎるころには乳歯から永久歯へと生え変わり42本になります。
永久歯に生え変わってからは、歯磨きを定期的に行うことが必要です。
食事やお菓子を食べることで、ついた歯垢は3〜5日経つと歯石になってしまいます。
歯垢の間は、歯磨きをすることで除去することは可能ですが歯石になってしまうと動物病院で手術を受けて歯石除去を行わなければなりません。
市販されているスケーラーという歯石とりの器具がありますが、素人が使うには少々危険に思うので、病院に任せるしか方法はないでしょう。
病院で行われる口腔内治療は、薬物投与という方法があります。
炎症を起こした歯茎に抗生物質を投与し治療を行ないます。
しかしながら、炎症を抑えることは出来ても、歯石の改善はあまり期待できません。
口腔内の異常に一番効果的な歯石とりは、犬の体に麻酔をかけて行うことになります。
犬の体にとって、麻酔は大きな負担となりますので、日々の歯磨きで歯石になるのを防ぎましょう。
歯垢や歯石をほったらかしにしていると、歯周病の原因となります。
歯周病になると、歯茎が腫れ、歯が正常に生えることが出来ず抜け落ちてしまうでしょう。
口の中は赤く腫れ、歯は歯石がたっぷりとついて黄色くなり、嫌な臭いがします。
正常な犬の口の中は、ピンクで歯は白く、嫌な臭いもしていません

歯周病菌が、血管を通って心臓や腎臓などに達すると内臓機能障害を引き起こす原因にもなってしまうのです。
犬の歯磨きについてはこちらに詳しく書いてあります

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