犬のおねだり吠えのしつけに苦労する人が多くいます。
我が家の愛犬4歳になるチワワも、おねだり吠えがひどく困っていました。
甘やかして育てたため「クンクン」と泣けば、抱っこやナデナデしてもらえると・・・「ワンワン」と泣けば、お菓子やご飯がもらえると・・・思い込んでいたのです
おねだり吠えは、飼い主がワンちゃんの要求に常に応えることで起こる問題行動の1つです。
しつけをはじめたとき、泣いても自分の願いが叶えられないことにストレスを感じ、拗ねたような行動を取る子もいれば、おねだり吠えがエスカレートして大きな声で泣き続ける子もいるでしょう。
可愛そうだから、近所迷惑になるからと、飼い主が挫折しワンちゃんの言うことを聞いてしまうとおねだり吠えはどんどんエスカレートしてしまいます。
おねだり吠えのしつけを行う際、飼い主は鬼にならなければなりません。
犬が泣き出したら、とにかく無視。
目を合わせてもいけません
ウロウロと自分の周りを歩いたり、座っている膝に手をかけてきたら振り払いましょう。
自分の言うことが聞いてもらえないので、吠え方がエスカレートする子が多いと思います。
その場合、一旦部屋の中から何も言わずに退出しましょう。
飼い主がいないと吠えるのを止めるからです。
誰もいないところで泣いていても何も良いことが起きないということを犬は解っています。
泣き止んでしばらく経ったら部屋に戻りましょう。
何事もなかったように、部屋を出るまで行っていたことをし始めてください。
犬にかまってはいけません。
部屋に戻ってしばらく経っても泣き出さなければ、愛犬を呼んであげましょう。
「飼い主がいるときに泣けば良いことが起こる」と思っているワンちゃんの思考を変えることでおねだり吠えを無くすのです。
長い時間をかけてワンちゃんにこの思考が根付いています。
そのため「泣いても良いことは起きない」「泣くと嫌なことが起こる(無視される、一人ぼっちにさせられる)」という思考に転換させるのにも長い時間がかかります。
おねだり吠えのしつけは一度始めると、途中で止めてはいけませんし、家族みんなが同じ行動で断固として立ち向かわなければなりません。
可愛い愛犬を無視したり突き放したりする辛さもあります。
私は、突き放すのがどうしても可愛そうだったので、泣き出したら部屋を出ることを習慣づけました。
この行動を繰り返していると、泣きそうな素振りも見せたときでも、部屋を出る仕草をするだけで泣くのを止めるようになりました。
完全におねだり吠えがなくなるまでに1年かかりましたが、今となっては愛犬のためにもしつけを行って良かったと思えるようになりました。
長く辛いしつけですが、心を鬼にして頑張ってやってみましょう!
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